2018.05.18ブログ その症状、かみ合わせ(咬合)が原因かもしれません。 あなたは、食べ物が歯の間に挟まることはありませんか? 食後につまようじを使っている方も多いかもしれません。年のせいかな~と思うかもしれませんが、食べ物が歯に挟まるのは、歯のかみ合わせが原因のことが多いのです。 歯に挟まる以外にも、微妙なかみ合わせのズレで「顎がカクカク音がする」「口が開けにくい」「頭痛」「肩こり」「腰痛」、「高血圧」「認知症」「慢性関節リウマチ」「アトピー性皮膚炎」「脊柱側湾症」など、一見 歯と関係なさそうな症状や病気が出たり、運動機能や平衡感覚に不調をきたすこともあります。 ●咬合調整で症状が良くなるケースも! 「私はごはんをちゃんと噛んで食べられるから大丈夫!」「私は歯並びがきれいだから大丈夫!」と思うかもしれませんが、歯並びが良くてもかみ合わせが悪いことはよくあります。 人間は基本的に左右対称に近い 形・構造をしていますので、お口の中で、左右の咬み合わせの高さが違うと、お顔や顎が歪んで(変形して)しまいます。そうなると首や頭につながる筋肉がこわばっていき、こりや痛みが出てきたり、かみ合わせのバランスが悪いことで、自律神経や免疫機能の不調を起こすこともあります。いくら肩を揉んでもすぐにこってしまう、自律神経系や免疫系の失調で病院へ行ってもなかなか良くならないことがあるのは口の中に原因が隠れているということもけっこうあるかもしれません。 かみ合わせは、歯医者さんでミクロン単位で歯の高さを合わせる「咬合調整」をしてもらうと良くなります。 虫歯治療をしてつめ物やかぶせ物を入れた後にも、咬合調整は必ず行われます。...が、残念ながら咬合調整を重視しない歯医者さんや正しい咬合調整ができない歯医者さんも多く、前の医院で治療を受けた後に食べ物が挟まるようになった、体調が悪くなった、というお話も患者さんからたまにお聞きします。 ●マウスピース療法を行う医院は多いけれど... 最近は「咬合治療・かみ合わせ治療」と称してマウスピース療法を行う医院も増えています。マウスピースは装着時と外した時の2 種類のかみ合わせが一人のお口の中に混在してしまうので、どちらのかみ合わせに体 (骨格や筋肉)を合わせたら良いかが分からなくなり、バランスが取れなくなってかえって体調が悪化することがあります。 また、保険では咬合調整にはほとんど点数がつきませんが、マウスピースなら約 15,000 円の売上になります。そのため歯科医は、高い技術や診断力が必要で手間と時間がかかる咬合調整よりも、手軽にできるマウスピースを好みやすいのかもしれません。 ●当院では、咬合診断・咬合調整によるかみ合わせの治療を行なっています 20 年ほど前のことです。毎日大勢の患者さんを治療する中で、直感的にかみ合わせの重要性を感じていた私は、友人の歯科医のすすめで咬合調整による咬合治療を本格的に勉強し始めました。 歯科医の仕事のかたわら、勉強のために横浜まで 1 年間通いつめました。その内容は驚きの連続で、咬合調整による口腔内の不具合や体調の改善には目を見張るものがありました。横浜では、歯科大学で教えてもらっていない複雑な理論と手技を学び、今も研鑽しながら患者さんに咬合調整を行なっています。 あなたにも、気になる症状があればお気軽にご相談ください。 下顎が前後左右にスムーズに動かない場合は歯のどこかに引っかかりがあります。それが頭痛や肩こりなど、今まで結びつけて考えていなかった原因になっている場合もあるかもしれません。 当院の咬合診断・咬合治療は、かみ合わせの複雑さに応じて1回5千円〜1万円、時間は30分程度かかります。 前ページ 一覧へ戻る 次ページ Category ブログ 新着情報 New Article 2021.03.08ブログ 歯科医の多くが、自分の家族にはインプラントを勧めません 2021.03.02ブログ 「歯の変色」もダイレクトボンディングで審美回復 2021.02.27ブログ メールサーバーの不具合と復旧について Archive 2021年3月 2021年2月 2021年1月 2020年12月 2020年11月 2020年10月 2020年9月 2020年8月 2020年7月 2020年5月 2020年3月 2020年2月 2020年1月 2019年12月 2019年10月 2019年9月 2019年8月 2019年7月 2019年6月 2019年5月 2019年4月 2019年3月 2019年2月 2019年1月 2018年12月 2018年11月 2018年10月 2018年9月 2018年8月 2018年7月 2018年6月 2018年5月