アトピー性皮膚炎は大変治り難い病気で、
長年ステロイド剤を使わされて薬害(副作用)で
さらに苦しんでおられる患者さんがたくさんおられます。
アトピー性皮膚炎の原因としては、ダニ・ほこり・花粉などが知られています。
ところが、歯科金属によるアレルギーや「病巣感染」が原因、
あるいは増悪因子となっている場合があるのです。
歯科金属の中でもアマルガムは特に有害である可能性が高い金属です。
アマルガムは、水銀・銀・亜鉛・スズの合金で、
高濃度の水銀(約50%)が含まれています。
しかもアマルガムは劣化(サビたり、欠けたり)しやすく、
知らず知らず食事中に飲み込んでいるのです。
飲み込んだ水銀は体内に吸収され、蓄積される可能性が高いのです。
有害な金属を除去することにより、アトピー性皮膚炎が改善される場合があります。
ただし、長年に渡り体内に蓄積した有害金属が排出されるのには
時間がかかりますので、症状の改善までに数ヶ月は必要です。
また、お口の中に慢性病巣(病巣感染)があると、
免疫細胞(体の防衛軍)はすでに“臨戦態勢”に入っていますので、
アレルギーの原因物質に過敏に反応しやすくなっています。
歯科病院で「病巣感染」を治療することで、アトピー性皮膚炎が改善される可能性があります。