新年明けましておめでとうございます。
本年も梅新デンタルクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
当院では、特に初診のカウンセリングの時に、患者様から色々なお話を伺います。
「他院で抜歯と言われた が、できれば残したい」
「すきっ歯(前歯のすき間)をピッタリくっつけたい」
「以前通院していた歯科医院 で、インプラントを強く勧められて困ってしまった...」
など、それぞれに歯やお口に関する悩みを抱えて おられ、
中にはすがるような思いで、当院へお越しくださった患者様もいらっしゃいます。
実際に治療が始まってからも、保険銀歯の下の虫歯の取り残しを発見することや、
他院で定期検診に通って おられたはずなのに、
虫歯や歯周病が見落とされ悪化していることも多々あります。
もちろん、そのドクターが悪意に基づいてそのような治療を
行なったとは思いませんし、これまでもお伝え してきておりますように、
「薄利多売」とならざるを得ない日本の保険診療システムの弊害とでも
いうべき ものが、歯科においてはこうした形であらわれているのだと思います。
当院に来院される患者様の口腔内は、
いわゆる難症例と呼ばれる状態であることも多く、
他院では「採算が 合わない」「技術的に難しい」といった理由で、
『安易な抜歯』や『歯を大きく削る治療』に
誘導されること も多々あるようです。
しかし、削った歯、抜いてしまった歯は、二度と再生しません。
そして、インプラントを含め、天然歯に 勝る人工歯は存在しない以上、
「歯を極力削らない、歯を最大限残す」ことが、歯にとって、
そして患者様 にとって最善であると私は信じ、治療にあたっております。
その結果、当院では「他院で抜歯と言われた」方の、
約 7 割の歯を残すことができております。
すきっ歯の多くは、当院では 1 日で審美修復が可能ですし、
既に歯がない場所にも、両隣の歯を削らない 「 ダイレクトブリッジ」などの
治療が可能です。
これまで多くの症例を経験してきましたが、同じ治療は一つとして存在しません。
緊張の中、己を鍛え 上げるつもりで日々、
患者様の歯と向き合っております。
もちろん、口腔内の状態の改善と維持には、 医療者だけでなく、
毎日のデン ルケア(歯磨き・フロス・歯間ブラシなど)や、
お約束通りに通院 いただくなど、患者様のご協力が欠かせません。
他ならぬ患者様ご自身のことですので、
どうか、歯を大切にしていただきたいと切に願っております。