当院の初診カウンセリングで患者様のお話をお聞きすると、
「前の医院で、抜歯後『インプラント』をしつこくすすめられた」
という方がとても多くおられます。
インプラントは、歯ぐきを切開して、ドリルであごの骨に穴をあけて
金属チタンをネジのように埋め込む手術なのですが、
その事を患者様にお伝えすると、
「インプラントがどういうものか初めて聞きました!」と
驚かれることがあります。
当院では、インプラントは行いません。
当院では歯がないところには主に『ダイレクトブリッジ』を行ないますが、
両隣の歯がかぶせ物の場合、あるいは、抜けた歯が大臼歯で
咬合力の強い男性の場合は、機能面・ 強度の面から、
私は『ノンクラスプデンチャー』(部分入れ歯)をおすすめします。
【保険の部分入れ歯】は金属バネが目立ちます。
バネをかけた歯に無理な力がかかり、
歯周病が進行してグラグラになったり、虫歯になったりして、
更なる抜歯の危険性もあります。
また、金属アレルギーの方にも、保険の部分入れ歯の金属バネは適しません。
![](http://umeshin-dental-clinic.com/wp-content/uploads/2020/10/7310f4ebe3f89a2e1406b74732134906.jpg)
当院で行う【ノンクラスプデンチャー】は、
ノン・クラスプという名の通り、金属バネのない入れ歯です。
歯ぐきと同じピンク色の、弾力性のあるやわらかい樹脂でバネを作ります。
パッと見ても分かりませんし、
歯に無理な力がかからないので歯が長持ちします。
![](http://umeshin-dental-clinic.com/wp-content/uploads/2020/10/cfd3eda6c41b7ed103fcd46f95342207.jpg)
上の写真の患者様は数年前、他院にて第一大臼歯 (6番)を抜かれてしまったそうです。
「これ以上歯を失いたくない!」とのご希望。
「金属アレルギー」もあるため、金属を使う保険治療やインプラントには
抵抗があり、当院ホームページを見つけ来院されました。
前後の歯に虫歯がありましたが、軽度でしたので『ダイレクトボンディング』で審美修復。
欠損部は 『ノンクラスプデンチャー(部分入れ歯)』で 審美補綴いたしました。
患者様には、
「新しい歯ができたようで新鮮な気分です。
とても人工とは思えない色ですので、異和感がありません。
つけた感じもいいです。ありがとうございました!!」と、
非常に喜んでいただけました。
低侵襲で患者様の体への負担が少なく、
歯を極力長持ちさせる治療をこれからも続けて参ります。
他院での 治療に疑問をお持ちの方や、歯を残す、歯を守る治療を受けたい方、遠慮なくご相談ください。