どんな毒物でも災害でも、100人全部が死んでしまうことはありません。
水俣の魚を食べた人も、全員が水俣病になったわけではありません。
でも、有機水銀が水俣病の原因であるように、
タバコは早死にや、さまざま病気の原因になっています。
特に、がん・心臓病・脳卒中・肺炎はタバコが原因となり、
疫学的手法で厳密に推計すると、
1年間に10万人以上がタバコで命を落としていると言われています。
自分だけでなく、家族が、友人が、同僚が、そして患者さんが
命を縮めているのを、そのままにできるでしょうか?
タバコを吸うのも自由、吸わないのも自由ですが、
体を壊す自由だなんて、あまりにももったいない!
●禁煙して一時的に体重が増えるのは問題ナシ!
体重が増加しても、一般的にはヘモグロビンA1cなどは下がり、
ぐんと元気になるといわれています。
増えた体重は、やつれていた筋肉や、
失われていた水分やコラーゲンだったという研究もあります。
●体調が良くなるのを感じてみる
最初の3日で動悸や胸の不快感が、1ヶ月もすれば咳や痰も止まります。
女性なら肌の色つやや化粧ののりも良くなります。
「いいことがある」「挑戦する」という気持ちが大切です。
●口さびしさは、体を動かすことで紛らわすウォーキング、
散歩やストレッチなど、気分転換をしながら筋肉を動かしてみてください。
飲み物にはミネラルウォーターがおすすめです。
グッと飲むおいしさが、脳の報酬回路を刺激してくれます。