約10年前まで、1回入れてしまえば、永久的に持つ夢の治療!
と派手に宣伝されていた「インプラント」。
ところが近年、【インプラント周囲炎】が増加し、
大きな問題となっています。
現在、【インプラント周囲炎】は、
根本的な治療法が無く、病状が進むと、インプラントを抜くしか無い!
怖い病気(不治の病)です。
権威ある『日本歯周病学会』の調査では、
約3分の1が【インプラント周囲炎】の前段階の状況だそうです。
生体にとって異物である「インプラント」の周囲では、
正常な免疫反応(生体の防御機構)が働き難いと、
以前から指摘されています。
上皮組織(歯肉)を貫通・分断し、
いきなり骨や結合組織に到達する「インプラント」は、
病理学的にも、異常な形態です。
細菌感染が起こった時にも、
歯には、幸い「歯根膜組織」という最終防衛ラインがあります。
しかし「インプラント」の場合、
この最終防衛ラインが無く、いきなり、骨の周囲に細菌が到達してしまいます。
戦国時代に例えれば、外濠・内濠を埋められ、
いきなり、敵が「本丸」に攻め込む状態です。
今後、【インプラント周囲炎】は、
「歯周病」よりも恐ろしい疾患と、認識されるかもしれません。
生体内にインプラントのような、【異物!】を埋め込むことは、
様々なリスクを、覚悟しないといけないのではないでしょうか。
術後数年間は問題なくても、10年、20年、30年、、、と
時間の経過(老化)に伴い、トラブルが多発する傾向がみられます。
なぜなら、日々変化(リニューアル)している
私たちの「体の細胞」に対し、「人工物」は対応できず、
劣化あるのみなのですから。
「インプラント」を既に入れられた患者様は、
お口の中を清潔に保つために、
くれぐれも、丁寧なお手入れをお願いいたします。
【インプラント周囲炎】が悪化すると、細菌などの微生物のみならず、
ウイルスや化学物質も、食事の度に「骨」の近くまで到達してしまうでしょう。
このような持続的感染や刺激により、
長期的には、骨のガン(Sarcoma)や壊死(Necrosis)など、
未知の病気が発症する可能性も危惧されます。
また、花粉症に代表される「アレルギー疾患」は、非常に増加傾向にあります。チタン合金に対してアレルギー反応を示す方が
増加する可能性も懸念材料だと思います。
「インプラント治療」は、人類史上最大の
「人体実験」となる可能性もあるのではないでしょうか。
20年後、30年後の疫学調査結果が待たれます。
誠実な眼科医は、自分の家族には、
「レーシック手術」や「コンタクトレンズ」を勧めません。
同様に、多くの歯科医も、
自分の家族には、「銀歯」や「インプラント」を勧めません。
理由はご想像におまかせいたします。
2021.03.08ブログ
歯科医の多くが、自分の家族にはインプラントを勧めません
Archive
- 2023年12月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年5月
- 2022年3月
- 2021年12月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年5月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
page top