皆様、保険銀歯などの歯科金属の問題点はよくご存知だと思います。
では、「セラミック治療」ならば、どれでも本当に安心なのでしょうか?
「セラミック治療は白くてきれい」ばかりが強調されますが、
【歯の型を取って「セラミックス」を作製する治療法】には、
実は欠点が4つあります。
特に、【神経のある歯】の場合、歯を多量に削ると、
セラミックの被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)を歯に着けた後に、
「痛み」などの不快感を強く感じることがあります。
そのため、「他院でのセラミック治療後の不快感」を主訴に、
当院に来院される患者様もおられます。
やはり、「ムシ歯」や「歯周病」を含め、病気には
『予防』が一番大切ですが、すでに「ムシ歯」ができてしまっている場合は、
早めに『ダイレクトボンディング(MI治療)』で、
できるだけ歯を削らず、「歯の神経(歯髄)」を
抜かずに残す治療をするのがベストだと思います。
ちなみに【安いセラミックス】とは、
例えば「旧型のCEREC(セレック)」や「ハイブリッド冠」、
「e.max」や「ジルコニア」でも、適合精度の低いものです。
「適合精度」を良くするには、熟練した歯科技工士さんによる
丁寧な仕事と歯科医院の連携が必要です。
安易な「セラミック治療」にはくれぐれもご注意ください。